食品加工 製造

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カップラーメンのできるまでと熱交換器の関係

普段なにげなく食べているカップラーメンの製造でも、熱交換器は縁の下で支えているのです。

カップラーメン

カップラーメン

麺

◆原料から麺になるまで
  • 1.原料の小麦粉、食塩、かんすいの水に溶かす量を調整

  • 2.ミキサーで混合し、こねて生地を作ります。

    小麦粉・食塩の製造にも熱交換器が使用されます。

  • 3.出来あがった生地は帯状に均一にされ一定時間熟成されます。

    食品生地の熟成や発酵の製造過程や部屋にも熱交換器が使用されます。

  • 4.生地は麺のこしを強くするため厚さ10mm程度のめん帯となり圧延され徐々に1mm程度の薄さになります。

  • 5.めん帯は機械で切り出されめん線となります。
    めん線にはラーメン、うどん、そば等、商品により細さが変えられます。

◆麺になった後
  • 1.めん腺になった麺はでんぷんの消化やめん質を強くする為に連続蒸し機の中で蒸されます。

    蒸し器の中には蒸気を利用した熱交換器が使用されています。

  • 2.金属型ごとに入れらためんは熱風乾燥機を通り乾燥されていきます。

    熱風乾燥機のなかには熱交換器が何列も並んで設置されます。

  • 3.乾燥後、熱いめんを冷やすために冷風を吹き付けます。

  • 4.めんは冷却後、製品基準を満たすものかの検査を行います。

スープ

スープ

小袋に入ったスープには、粉末、液体、顆粒等の形状をしており、一番多いのは粉末状のものです。原材料は調味料類(塩、醤油、味噌、ソース、砂糖、酢、油脂など)、天然エキス類(肉類、魚類、昆布、野菜など)、乾燥粉末類(肉、魚、野菜、果物、キノコ、海苔など)香辛料類(コショウ、辛子、各種スパイス類)になります。

  • 1.前処理として原料を乾燥し粉末状に粉砕します。原料は粉末状にする為の機械[粉粒体製造機器]にかけられます。

    粉砕し乾燥を行う工程で熱交換機が使用されます。

  • 2.つぎに混合ですが、原料のなかで配合が少ない香辛料や調味料はあらかじめ混合しておきます。

  • 3.前処理した原料と先に混合が終わった粉末と他の原料を混合します。
    混合する部屋の温度は一定に保つ必要があり、湿気を帯びないようにします。

    ここでの除湿や温度コントロールに熱交換機が必要となります。

  • 4.粉末スープの品質検査を行います。

  • 5.検査後粉末スープを充てん包装機で小袋に入れシールします。
    その後、密封出来ているか、重さなどの検査を行います。

    小袋をシールする為に電気ヒーターや小型の熱交換器が使用されます。

具材

具材

具材の加工は保存性を高めるために乾燥による加工が主流となっています。
具材の乾燥には真空凍結乾燥 マイクロ波加熱乾燥などがありますが、代表的な具の乾燥方法として熱風乾燥があります。

熱風乾燥を行う乾燥機にも熱交換器が使用されます。

容器

容器

麺やスープ、具材が入る容器は発泡スチロール製の成型品です。
容器の形にするにはいろんな形状やデザインの容器用の金型が必要になり、真空成形と呼ばれる加工法で製造されます。
容器用に製作された金型に加熱軟化させたプラスチックシートを乗せて空気の吸引力により金型とプラスチックシートの間を真空にし、シートを金型に密着させ成形します。

プラスチック原料の製造、金型の製造工程などに熱交換器が使用されます

包装

完成しためんと調味料の小袋は具ともに、容器の中に入り、アルミなどの蓋材で密封され収縮フィルムシートで包装されます。

フィルムの製造や蓋のデザイン等の印刷にも熱交換器が使用されます。

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